農村生態系「馬瀬川エコリバーシステム」による美しい村づくり

馬瀬川エコリバーシステムと渓流魚付き保全林

馬瀬は森林面積が95%を占める山村で、水源の森は豊かな水を生み出します。山水は丹精込めた棚田を潤し、初夏になると人々は山里の恵みを朴葉に包みます。里をめぐる水は、清流馬瀬川の豊かな苔を育て、渓流魚のふるさとになります。森、川、農地、人が共生する農村生態系「馬瀬川エコリバーシステム」が、美味しい鮎と美しい風景を育て、人々に安らぎを与えます。 
このように鮎をはじめ多くの渓流魚にやさしい森林を人々は守っています。その広さは馬瀬全域の26%にもなり「渓流魚付き保全林」に指定して保全しています。馬瀬川の流域を中心とする自然生態系の保全(水質保全、水量の確保、動植物の保護、河川の保全、森林や農地の適正管理など)に努めながら、山村景観の保全を図っています。

「日本で最も美しい村連合」加盟

馬瀬地域は2007年にNPO法人「日本で最も美しい村」連合に加盟を認められました。 
「日本で最も美しい村」連合は、2005年に7つの町村からスタートしました。平成の大合併により市町村合併が促進され、小さくても素晴らしい地域資源や美しい景観を持つ村の存続が難しくなってきた時期でした。フランスの素朴な美しい村を厳選し紹介する「フランスの最も美しい村」運動に範をとり、失ったら二度と取り戻せない日本の農山漁村の景観・文化を守りつつ、最も美しい村としての自立を目指す運動を展開しています。
馬瀬地域は、連合への加盟により他の加盟村、会員とともに更なる美しい村「らしさ」を活かした持続可能な地域づくりを進めていきます。

馬瀬地域景観推進地区協議会

馬瀬地域の全域は下呂市景観条例により景観推進地区に指定されています。馬瀬地方自然公園づくり協議会は、地域の景観の保全・形成に関する基本方針および誘導方針となる「馬瀬地域景観推進計画」を作成し、地域の景観保全や景観づくりに取り組むと共に、「日本で最も美しい村」連合の馬瀬地域を代表する組織として後世に伝える美しい景観づくりに対する理解と関心を高める啓発活動に努めています。

主な活動の内容

1 指定地区住民、関係者等への景観推進地区計画の遵守・徹底
2 馬瀬地方自然公園づくり協議会の活動の内外に向けたPRの強化
3 届出行為(任意)に対する助言、審査
4 「馬瀬地方自然公園づくり5ヵ年計画」と連動した景観づくり事業の実施